認知症高齢者SOS模擬訓練
認知症高齢者SOS模擬訓練を開催しました
令和5年3月29日(水曜)、町民センターアステラスで認知症高齢者SOS模擬訓練が初めて開催されました。
この訓練は、認知症高齢者の発見、声かけ、保護などの訓練を行うことで、地域住民が認知症を正しく理解し、認知症の人に対して適切に声かけ・対応できるとともに、見守り意識の向上につなげることを目的としています。当日は、民生児童委員や関係者など約30名が参加しました。
始めに、認知症地域支援推進員とキャラバン・メイトより「認知症の症状と接し方」、羽咋警察署より「110番通報の仕組みとポイント」について説明があり、認知症の特徴や通報時の注意点などについて理解を深めました。
また、東邦薬品株式会社(東京)地域医療連携室の植田元気氏を講師にお迎えし、QRコードで行方不明の認知症高齢者を早期に発見するシステム「どこシル伝言板」の使い方や注意点を学びました。
その後、参加者は認知症の人に出会った場合を想定した実習に挑戦。
「こんにちは、どこかへお出かけですか?」など声をかけ、近くのイスに誘導します。衣服にシール(QRコード)があれば、自身のスマートフォンで読み取りました。
「水路脇に座り込んでいる高齢者」の場面では、実際にその場で警察官への110番通報を体験し、保護した高齢者の居場所や特徴などを伝えました。
参加者やスタッフからは、「改めて声かけは難しいと感じた」、「警察の方へ連絡すると安心できた」、「一般の人にも訓練に参加してもらい、もっとシステムを普及させたい」、「相手が認知症だという先入観を持たず、誰に対しても優しく接するよう心がけたい」などの感想が聞かれました。
開催にあたり、認知症地域支援推進員の皆さまをはじめ、多くの関係機関の方々にご協力いただき開催できましたことをお礼申し上げます。
この記事に関するお問い合わせ先
地域包括支援センター
〒929-1311
石川県羽咋郡宝達志水町門前サ11番地
町民センター「アステラス」 1階
電話番号:0767-28-8110
ファックス番号:0767-28-5569
更新日:2023年04月20日